里親で引き取った犬の人見知り、警戒癖をどう直す?

動物愛護精神の高まりから、保健所へ持ち込まれた犬や飼育が難しく飼い主から託された犬を里親として引き取り、新たな生活を始めるケースがここ最近、急増しています。

 

動物保護団体や元の飼い主からは、「人懐こい」と聞いていたものの、実際には警戒心が強いように感じるという声も少なくありません。

 

警戒心が強すぎる、という理由からトレーニングを希望する申し出があったとき、トレーナーとしてどのように対処したらいいのでしょうか?

 

必要な事を見極めて

このような時、トレーナーとして大切なことは「正しい判断」をくだす事です。

 

仕事という観点から考えると、トレーニングレッスンの契約を結び、費用を受け取ることも重要です。

 

しかし、犬の状況によっては、まずはトレーニングレッスンを行う事よりも新しい家族との信頼関係を構築することの方が優先されるべき場合もあります。

 

新しい家族との距離が縮まっていない状態で、どんなにトレーニングを重ねても、良い結果には結びつかないからです。

 

トレーナーとして、まずはどうして犬の警戒心がほぐれないのかを見極めてあげましょう。

 

新しい家族との生活の日がまだ浅いのか、それとも新しい家族が犬の飼い方を身に着けていないからなのか、犬自身の負い立ちからくる何等かの要因があるのか。

 

場合によっては、犬自身をトレーニングするよりも先に、新しい家族に向けた犬の飼い方の指導をする方がより効率がいい場合もあるでしょう。

 

犬は必ず人間に懐く生き物です。

 

犬の警戒心を解くには、「信頼関係の構築」が何よりも重要です。

 

どうすれば「信頼関係」を無理なく築くことが出来るのかを見極め、お互いに無理のない手順、期間を提案してみるとよいでしょう。

 

目先の収益を優先し、無理にトレーニングの契約を進める事をせずとも、半年、数か月先でもいいのでと言えるように相手のタイミングを待ってあげることもプロとして重要なことです。